STORY1「思い出の1枚」 

アンティークのお仕事に携わってふと気が付くと、15年以上の歳月が経ってしまいました。

OLの仕事を辞めて、手探りの状態で飛び込んだこの世界。

今なお奥が深く、まだ見ぬ世界が広がっていますが様々なアンティークや人、美しい場所との出会いがありました。

そんな出会いの物語を、画像と共に楽しんで頂ければと思います。

この度のサイトリニューアルにあたり、「店主のこだわりアンティーク」「店主の買付旅物語」「店主のティータイム物語」の3部構成にしてショートコラムをお届けしていきたいと思います。


まずは、「店主のこだわりアンティーク物語」STORY1をお届けします。

人間誰しも落ち込むことがあると思います。

そんな時に美しいものに触れると、心穏やかになりませんか?




画像のプレートは一目見たときに、不思議と元気をもらえたアンティークでした。

美しく力強い女性像のプレートです。




若く美しい女性の前を向く表情が、凛として印象的です。

彼女の視線の先には、明るい未来が見えているのでしょうか?

磁器という素材に描く作業は、ペインターの力量が問われる作業です。

焼成時の縮小等を考慮しつつ、構図を描いていかなくてはなりません。緻密な計算とテクニックが必要となります。素晴らしい職人技の部分に、とても魅力を感じます。

凛とした表情の美しい女性は、長い時間を経ても色褪せることなく生きる希望をもたらしてくれます。

心に残る思い出の1枚です。あるお客様にも一目ぼれして頂きました。

自分が選んだアンティークが、どなたかのお手元で喜ばれるという事は骨董屋冥利に尽きます。

時を経たアンティークを、どなたかのお手元に橋渡しする役目が私の使命だと思っております。

誰かの手から誰かの手へ。。。。

沢山のアンティークを橋渡しをする事に素敵なSTORYが紡ぎだされます。

次のアンティークには、どんなSTORYが待っているでしょうか?


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